屋外飼育でのメダカ飼育の場合、冬が近づいてくるとメダカの冬眠準備をしていきましょう。
「冬眠」といっても、まったく動かなくなるわけではなく、低体温で活性が落ちてあまり動かない状態のことです。
メダカは寒さ・暑さに強い生き物ですが、飼い主が対応を誤ればメダカが弱ってしまい、場合によっては死んでしまいます。
正しいメダカの冬眠準備をしてあげましょう!
メダカの冬眠とは
11月~12月になり気温が10℃を下回ってくると、メダカが冬眠を始めます。
上記のように、「冬眠」といっても、まったく動かなくなるわけではなく、低体温で活性が落ちてあまり動かない状態のことです。
氷が張った水の中でも水槽の底で動かずに、じっとしています。
メダカの冬眠準備
メダカの冬眠準備にはいくつかのポイントがあります。
卵を孵化させない
秋~冬にかけてもメダカが卵を産むことがありますが、卵を親の水槽から分けたりして、意図的にメダカを増やさないようにしましょう。
秋に生まれたメダカは、大きくなれないまま冬を迎えることになり、冬の寒さに耐えきれずに死んでしまいます。
小さい個体は、冬を越えることが難しくなります。
暖かい日中は、しっかりエサを
秋から冬にかけて気温が下がってきても、日中の暖かいときは水面に浮いてきていることがあります。
そんなときは軽めにエサを与えてみましょう。食べないときもありますが、できるだけメダカにエサを食べさせて、体力をつけてもらいましょう。
水面に浮いてきている時は、元気がある証拠です!
柔らかめのエサを準備する
秋から冬は気温が低めになりますので、メダカの活性も下がります。エサを食べるのですが、腸内の動きも悪くなりますので、消化不良を起こしやすくなります。
エサの量もありますが、食べたエサの消化しやすいように、固めの顆粒タイプではなく、柔らかめのフレークタイプを与えるのが良いです。
水槽の置き場所の見直し
冬場でもなるべく水温を下げないように、日の当たる場所に水槽を置くことが好まれます。
日光に当たるだけでも水温は上がり、冬の低水温によるメダカの負担が減ります。
さらに、冬場は特に人通りの少ない静かな場所が良いです。
水の量に注意
冬場にメダカの水槽の水の量が少なくならないように、秋のうちに水槽の水量を多めに入れておきましょう。
断熱材を利用する
場合によっては発泡スチロール等を使って水温を下げない工夫をしましょう。
メダカの冬眠時の注意
メダカの冬眠時、注意するポイントがいくつかあります。
水槽に近づかない
冬場にメダカが冬眠している時ですが、人が水槽の横を通っただけで、ビックリしてメダカが動いてしまい、メダカの体力がそがれてしまいます。そうすることによりメダカが冬を越せなくなる場合がありますので、できるだけ水槽に近づかないようにしましょう。
寒さでメダカが心配になりますが、近づかない方が良いです。
日の光を当てる
日中は水温が上がるように、メダカの水槽をできるだけ日の光に当たるようにしてあげましょう。
水温を上げてあげることにより、メダカが冬を越せる可能性がグッと上がります。
柔らかめのエサを
気温の上がっている日中にメダカが浮いてきていれば、すこしだけエサを与えます。
食べ過ぎてしまうと、消化不良を起こしてしまいますので、与える量には気を付けましょう。
与えるエサは柔らかめのフレークタイプが好まれます。
まとめ
メダカの冬眠時は、水槽になるべく近づかず、日の光に当たる場所に水槽を置き、メダカの体力をそがないように気を付けましょう。
ポイントを押さえておけば難しくはありませんので、是非参考にしてみてください。
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