フカセ釣りでは杓(シャク)を使ってエサを撒きますが、狙ったところにエサを撒くことは意外と難しいです。
コマセの撒き方や、撒く場所が的確でないと釣果が出ないこともありますので、正しい道具を使いましょう。
シャクの値段を見て、「高い!!」と思われるかと思いますが、竿と同じ素材・技術が使われているからなんです。
詳しくは以下で説明していきます。
杓(シャク)とは?
杓(シャク)とはエサを撒く道具
フカセ釣りで使用する杓(シャク)とは、魚を集める為に撒き餌を撒く道具で、長い柄にカップがついたものです。
餌を遠くに撒けるように、シャフト(柄)がカーボンやグラスファイバーなど柔らかい素材でつくられています。
餌の種類や狙いの魚によってシャフトの長さや、カップの大きさを使い分けたりします。
杓(シャク)の構成
柄の部分であるシャフト、握る部分のグリップ、エサを掬うカップの3つで構成されています。
シャフトとグリップは一体になっています。
それぞれ素材や形状・長さが違うものがあり、好みや狙いの魚によって使い分けをします。
シャフト(柄)の選び方
シャクの柄の部分であるシャフトの説明は以下のようになります。
- 65cm~85cmくらいのラインナップ
- カーボン・グラスファイバー素材
- 竿と同じ素材や技術が使われて作られている
- 持ち手(グリップ)が握りやすいものかどうか
自分に合った長さや硬さを選びましょう!
65~85cmくらいのラインナップ
シャフトの長さは65~85cmくらいです。
手前で魚を釣る場合は65cmくらいの短いもので十分です。
遠投したい場合は75~85cmほどの長いシャフトを使用します。
使用するシャフトの長さによってエサの飛距離が変わり、狙いの魚が釣れやすくなります。
カーボン・グラスファイバー素材
シャフトの素材はカーボンがメインで、グラスファイバーが混ざっているものがほとんどです。
値段が高いものはカーボンのみで作られています。
プラスチックで作られている安価なものは予備にして、使用しない方が良いでしょう。
カーボンがなぜ良いかというと、「柔らかくて折れにくい」点です。
遠投しようとして力を入れてシャクを振っても、シャフトがしならないとエサが飛んでいきません。
シャフトがしなってくれるからこそ、エサが遠くに飛んでいくのです。
プラスチックやグラスファイバーでは硬くてしならないので、カーボン製が良いとされています。
カーボン100%製がおすすめ!
竿と同じ技術が使われている
シマノのロッドに搭載されている技術の「スパイラルX」、「ハイパワーX」のように、シャクにも竿と同じ素材・技術が使われているものがあります。
撒き餌を遠投したい状況ではシャクをしならせて撒き餌を遠投する訳ですが、シャクのシャフトの長さには限界がありますので、柔らかく、さらに強い必要があります。
カップの選び方
カップの素材
カップ部は、チタン製かポリプロピレン製です。
価格が高いシャクは主にチタンが使われています。
素材にチタンを使うことで、より軽く、強くなります。
撒き餌がカップから離れやすくなるように、カップ部に穴が開いているものもあります。
好みのカップ形状を選びましょう!
カップのサイズ
カップにはサイズがあり、S・MS・Mなどで表記されています。
チヌ釣りの際は、餌のサイズが大きめになるので大きいカップを使用し、グレ釣りの際は細かいエサで的確に撒き餌を打ちたいので小さいカップを使用したりします。
カップの形状
カップには形状があり、メーカーや商品で違います。
丸型・三角型、楕円型などがあります。
オススメ杓(シャク)3選
①釣研 マックフロートⅢ チタン
オススメ1つ目は、「釣研 マックフロートⅢ チタン」です。
シャフトの硬さや長さ、カップのサイズを選べる12種をラインナップしており、使用者のこだわりを一挙に引き受けてくれるとても良い商品です。
持ち手であるグリップが太く、握りやすく作られています。
オススメは「ハードシャフト・長さ75cm・カップサイズMS」です。
②がまかつ まきーなFINESPECIALⅡ
オススメ2つ目は、「がまかつ FINESPECIALⅡ」です。
がまかつのヒシャクと言えば「まきーな」シリーズです。
チタン製カップ、カーボン100%製シャフトでグリップはE.V.Aです。
良い素材で作られているので、一度購入すれば長く愛用することができます。
③シマノ ファイアブラッドコンペエディション遠投ヒシャク
オススメ3つ目は、「シマノ ファイアブラッドコンペエディション遠投ヒシャク」です。
シマノのファイアブラッドシリーズのヒシャクという事だけあって、シマノのヒシャクの最上位モデルになります。
がまかつの「まきーなFINESPECIALⅡ」と同じく、チタンカップ・100%カーボン製シャフト・EVAグリップが使用されています。
まとめ
カップ、シャフト、グリップで構成されているシャクですが、それぞれ良い素材を使っているシャクは高額にあってしまいますが、一度手に入れると長く愛用することができます。
フカセ釣りにおいての撒き餌打ちは、釣果にかなり影響を与えます。
より良い道具を使用して釣りを楽しみましょう。
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